ゲーミングPCをはじめ、ハイスペックなWindows PCがとにかく高い。

GPUだけでなく、メモリやSSDまで高騰。高性能なPCを手に入れるための出費は、以前よりずっと大きくなった。

しかし、ここで一つ考えたい。

そもそもハイスペックPCを買うのに、Windowsである必要はあるのだろうか?

特に理系学生やエンジニア、クリエイターなら、Macという選択肢を改めて検討する価値がある。

M6 Mac miniは14万円台から。性能も侮れない

2026年9月に発売された新型Mac miniは、M6搭載モデルが149,800円から。学生・教職員なら132,800円から購入できる。

上位のM5 Proは299,800円からと決して安くないが、その処理性能は開発や動画編集、ローカルAIなどにも対応できるものだ。

Apple Siliconの特徴は、高性能なCPU・GPUと高速なユニファイドメモリを組み合わせた設計にある。

特にGPUとCPUがメモリを共有する仕組みは、大容量メモリを扱うAI用途でも魅力的だ。

もちろん、MacもメモリやSSDを増やせば高額になる。

しかも後からメモリを増設できないため、購入時の容量選びは重要だ。

ただ、最初から大容量構成にする必要もない。自分の用途に必要な容量を選び、ストレージは外付けSSDを活用する方法もある。

Windows専用ゲームもMacで動かせる時代

かつてMacの弱点といえばゲームだった。

しかし現在は、Windows専用ゲームを動かす手段がいくつも存在する。

代表的なのがCrossOverだ。WindowsそのものをインストールせずにWindows版Steamを動かし、対応するゲームをプレイできる。

ほかにもParallels DesktopによるWindows 11 ARMの仮想化や、AppleのGame Porting Toolkitを利用した実行方法がある。

重量級の「モンスターハンターワイルズ」にもMacでの動作報告があるほどだ。

もちろん、ゲームごとに互換性は異なり、アンチチートやDirectXの制約で動かないタイトルも存在する。

それでも、Windows専用ゲームを遊びたいからWindows PCを選ぶ、という判断が必ずしも正解ではなくなっている。

長く使うならリセールバリューも重要

もう一つ注目したいのが、中古価格だ。

Macは発売から5年以上経過したモデルでも中古需要がある。

筆者自身、MacBookやMac Miniを何度も高値で売却した経験がある。

もちろんWindows PCにも高値で売れる製品はある。しかし、パーツごとの世代交代や相場変動を考えると、売却時期の見極めは重要だ。

Macも構成次第で値下がりするものの、長期保有後の売却まで考えれば、購入価格だけで高いと判断するのは早い。

結論:ハイスペックPCにWindowsは必須なのか?

今やMacは、Windows PCの代用品ではない。

iOSアプリ開発はもちろん、Webサービス開発、映像・音楽制作、さらにはローカルAIまで、Macを積極的に選ぶ理由がある。

実際、国内外のIT企業でもMacは主要な開発環境として採用されている。

さらに、CrossOverなどを利用すればWindows専用ゲームまで動かせる。もちろん互換性には制約があるが、遊びたいゲームが対応していれば、Windowsを選ぶ理由は一つ減る。

そして忘れてはいけないのが、数年後の売却価値だ。

購入時の価格だけでなく、性能、用途、リセールバリューまで考えれば、Macは決して割高な選択肢とは限らない。

高性能なPCが欲しい。ただ、それだけの理由でWindowsを選ぶ必要はない。

PC価格が高騰する今だからこそ、Macを真剣に比較する価値があるのではないだろうか。

GearTuneをチェックして最新ニュースをお見逃しなく。